「シームレスな観光地」の創造を
東京と大阪のほぼ中間に位置し、新幹線が停車する駅を擁する浜松市は、一次交通のアクセスにおいて、国内でも有数のポテンシャルを秘めています。
しかし、そのポテンシャルを最大限に活かせずにいる大きな理由が、駅や主要拠点から先の「二次交通」、すなわち“ラストワンマイル”の課題です。
その課題は、市最大の観光地である舘山寺エリアで顕著です。バス停や駐車場から、温泉街の名店や、浜名湖を象徴する寺院、人気の動植物園といった目的地まで、訪問者は不便な徒歩移動を強いられています。最高のロケーションが、移動のストレスによってその価値を損なっているのです。
さらに、人気アニメ『エヴァンゲリオン』との連携企画で、今、全国から熱い視線が注がれる二俣エリアでも、同様の事態が起きています。聖地を巡礼するために訪れた多くのファンが、最寄りの天竜二俣駅から、点在する目的地へのアクセスの悪さに直面しています。これは、熱心なファンの期待を裏切り、巨大な経済的機会を逃すことに他なりません。
私たちは、この二つの重要エリアにおける移動の“断絶”を、オンデマンド交通、マイクロモビリティ、あるいはそれらを統合したMaaSプラットフォームなど、観光客の体験価値を劇的に向上させるテクノロジーの力で解消したいと考えいます。
新しい時代の観光地の姿「サステナブル・ツーリズムモデル」
観光客は駐車場の空きを探し回ったり、渋滞に巻き込まれたりすることなく、オンデマンドのEVシャトルやシェアサイクルなどをシームレスに乗り継ぎ、静かで美しい景色の中を快適に移動します。
このストレスフリーな移動環境は、観光客の滞在時間を延ばし、エリア内の周遊を促進することで、地域経済に新たな潤いをもたらします。同時に、車の乗り入れが減ることで、排気ガスや騒音も抑制され、観光地としての魅力とブランド価値そのものを、持続可能な形で高めます。
訪れる人には、最高の体験価値を。
地域には、経済と環境の好循環を。
それが、私たちが社会に届けたい、新しい価値です。
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